毎年、春や秋のある時期になると街角にはたくさんの警察官のみなさんが立ち、交通安全の旗やノボリであふれ返ります。
今年の秋も9月21日から9月30日までの期間「全国交通安全運動」が実施中です。
歴史はとっても古く昭和23年には地方主体で実施されており、昭和30年代には日本全国一斉での活動が行われるようになったそうです。
自動車の普及で急激な交通事故増加に対応するため、政府の重要施策として実施される運動なのです。
安全啓発の活動だけではなく交通違反取り締まりも強化されるようで、この期間に「白バイに取締り受けてしまった・・・」というバイカーの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私たちも商売で道路を走らせていただく身。安全運転を心がけていますが、やはりこの期間は緊張します。
さまざまなイベントが催されますが、その中でも二輪車安全対策として各地の警察署で乗車講習会などが頻繁に行われます。
By-Qの所在地を所轄する「東京湾岸警察署」(某映画に出てきそうですが、本当にお台場にあります)から、講習会のお誘いをいただきましたので参加してまいりました。
お台場の広い駐車場を閉鎖して、安全運転の技術を高める講習会です。地元企業の従業員や一般ライダーさんも参加されていました。
まず白バイにお手本を見せていただきます。技術的には私たちも全くかないません。
天気は快晴、気温もぐんぐん上がり汗ぐっしょりです。小休止で冷たいお茶が全員に配られます。
参加バイクは50ccから1300ccまで、よりどりみどりです。狭い板の上をゆっくり走る「1本橋」、等間隔のパイロンの間を右に左に切り返す「スラローム」など、普段はなかなか使わない技術を学びます。簡単そうに見えて、なかなかうまくオートバイを操作できません。
安全は運転技術だけではないと私たちも考えていますが、止まると倒れてしまう特殊な乗り物です。やはり基礎の技術は磨いたほうが断然良いようです。